これまでいろんな青汁を飲みましたが、このめっちゃぜいたくフルーツ青汁は本当に美味しいですよ。名前の…
青汁って何が良いの?青汁を飲む前に知っておきたい基礎知識
青汁に使われている原料って何があるの?
青汁の三大原料
青汁に使われている原料にはさまざまな種類があります。その中でも栄養価が豊富な、ケール・大麦若葉・明日葉は青汁の三大原料ともいえます。まずもっとも豊富に栄養素を含むケールはアブラナ科の野菜で、主に地中海沿岸で生産している野菜です。キャベツの原種に近く、その栄養価の高さから野菜の王様とも呼ばれています。
このケールは一年中栽培することが可能で生命力が非常に強くて、キャベツの原種に近いこともあり、現在のキャベツでは失われてしまった栄養素も豊富に含んでいます。そんなケールに含まれる代表的な栄養素は以下の通りです。
- ビタミン
- ミネラル
- カルシウム
- ベータカロテン
- ビタミンE
- 不溶性・水溶性の食物繊維
- メラニン
ケールには、これらの栄養素がバランス良く含まれています。ベータカロテンやビタミンEは抗酸化作用が強いため、アンチエイジングへの効果も期待できます。さらにメラニンは体のリズムを整えて不眠症の改善も期待できるとされています。しかし苦みや臭みが強く食用にはあまり向いていないため、青汁に使われることが多くなったといえます。
次に大麦若葉ですが、ケールとは違い臭みや苦みも少なく飲みやすいという人が多いようです。これも栄養豊富という点で青汁の原料としてよく使われるようになりました。
大麦若葉は大麦が穂をつける前の若葉のことで、食物繊維・ビタミン・ミネラルといった代表的な栄養素からタンパク質・鉄分なども含んでいます。ビタミン・カロテン・カルシウムなどはケールよりも含まれている量が少ないですが、食物繊維・鉄分・ビタミンKといった栄養素はケールよりも多く含まれています。
最後に明日葉は日本原産のセリ科の植物で、セリ科独特のニオイや苦みなどクセがある植物になります。明日葉という名前の通り、葉を取っても翌日には芽が出るといわれるほど成長が早い植物で、生命力が強く日本でも昔から重宝されてきた植物です。明日葉にはほとんどのビタミンが含まれており、ミネラルも豊富で、ベータカロテンはケールより多く含んでいます。
そのほかに青汁の原料として使われるもの
三大原料以外にも青汁の原料として使われているものは多くあります。近年注目されている原料としては、クマザサ・桑の葉・長命草などです。クマザサはイネ科ササ属の植物で、日本では主に日本海側に生息しています。近年青汁の原料としても利用されるようになりましたが、それ以前にも薬やお茶として健康維持のために用いられてきた植物です。
クマザサにはほかの原料となっている植物には入っていない成分があり、それはバンフォリンというもので、抗菌作用や免疫力を上げる効果のある成分です。昔から笹で食べ物を包んだり添えてあったりするものがありますが、あれは笹の抗菌作用で食べ物を腐りにくくするためなのです。このように栄養が豊富なだけでなく、免疫力アップや抗菌作用も期待できるクマザサを使った青汁が最近では注目を集めています。
桑の葉もまた注目されている原料のひとつで、漢方などにも使うクワ科の植物です。桑の葉に入っている成分として代表的なのは1-デオキシノジリマイシンが挙げられます。これは桑の葉特有の成分で、血糖値が上がるのを抑える働きが期待できます。近年では生活習慣病にかかる人の割合も増えており、糖尿病やその予備軍の数も上昇傾向にあります。
そのため桑の葉が含む1-デオキシノジリマイシンの働きに注目が集まっているのです。長命草もまた、青汁の原料として使われるようになってきた植物です。セリ科の植物で日本では沖縄を中心に九州・西日本で自生しています。長命草は栄養バランスが良くポリフェノールが豊富に含まれているため、高い抗酸化作用が期待されています。
ポリフェノールの量はゴーヤの約8倍ともいわれており、その効果に期待がもたれているのです。そのほかにも、よもぎ・クロレラなど栄養豊富な植物が青汁の原料として使われています。
青汁に期待できる効果
近年の日本人は栄養の過剰摂取や栄養バランスの偏りによって、生活習慣病のリスクが高くなっています。その原因のひとつとなるのが、深刻な野菜不足です。日本人の食事は欧米化が進んでおり、糖質・タンパク質・脂質の摂取量が増える一方で、野菜の摂取量は減少傾向にあります。
1日に食べる野菜の量は350gとされていますが、これも日本人の深刻な野菜不足を考慮して定めた数字なのです。青汁には普段不足しがちな栄養素が豊富に含まれているため、普段の食事にプラスすることで必要な栄養を補い生活習慣病のリスクを下げる効果が期待できます。そのほかに青汁の効果としてよくいわれているのが便秘解消効果で、便秘解消には欠かせない食物繊維が豊富に含まれているからです。
その食物繊維には不溶性と水溶性がありどちらもバランス良く摂取しないと意味がありません。青汁には不溶性・水溶性どちらの食物繊維も含まれているので、上手に取り入れれば便秘解消の効果も期待できるというわけです。どちらかといえば水溶性食物繊維のほうが摂取しにくいため、普段の食生活を見直し栄養食事制限をしながら青汁で足りない分を補うことを心がけましょう。
ダイエット効果も青汁の効果としてよく聞きますが、青汁を飲むだけではダイエット効果は期待できません。ダイエットに欠かせないのは脂肪を燃焼することです。そのためには適度な運動が不可欠になってくるので、青汁を飲むだけでダイエットになるということはないのです。ただ脂肪を燃焼させるためには、ビタミンやミネラルの摂取が欠かせません。
青汁にはビタミンやミネラルを多く含んでいるものが多いので、痩せやすい体を作ることは可能です。また青汁を食前に飲むことにより食事制限の手助けにもなることから、ダイエットのサポートとして青汁を飲むことはおすすめです。
青汁を選ぶときのポイント
青汁は使っている植物や野菜がそれぞれで違います。使われている植物ごとに期待できる効果や成分も違うため、自分がどんな成分を必要としているのかを知ってから選ぶことが大切です。また青汁のタイプや味も選ぶ上でとても重要なポイントとなり、青汁には以下のようにさまざまなタイプのものが存在しています。
- 生タイプ
- 冷凍タイプ
- フリーズドライタイプ
- 粉末タイプ
- ジュレタイプ
- 錠剤タイプ
それぞれのタイプによって保存法・飲み方・味に違いがあるので選び方はとても大切です。生タイプや冷凍タイプは、絞りたての青汁をそのままパックや冷凍などして販売しています。つまり余計な加工をしていない分、野菜や植物に含まれている栄養素がそのまま詰まっているということです。
栄養面ではとても優秀ですがその反面、青臭さや苦みもそのまま残ってしまい一般的に飲みにくいものが多いという難点があります。フリーズドライタイプや粉末タイプは水またはお湯を注ぐだけで青汁を飲むことができるので、携帯しやすいというメリットがあります。ジュレタイプは甘く味付けされているものが多く、おやつ感覚で青汁を楽しむことができます。
錠剤タイプは青汁が飲みにくい人でも簡単に飲むことが可能となっています。このようにそれぞれタイプごとに特徴があるので、選び方には気をつけましょう。
青汁を飲むときの注意点
青汁を飲む際に注意したいのは、青汁を飲むことで栄養過多に陥ってしまうことです。ビタミンやミネラルを補おうとして逆に過剰摂取になってしまう危険性があります。過剰摂取になると、体に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。ダイエットのサポートとして活用する場合は食事制限の仕方も十分注意して行わなければなりません。
さらに青汁に使われている植物は、アレルギー反応が出てしまうことも稀にあります。食物アレルギーを持っている人やアレルギー体質の人は、アレルギー反応が出ないか注意する必要があるので選び方にも十分に気をつけましょう。
また青汁には一緒に飲むと相性の悪い薬が存在しており、普段から薬を服用している人は医師に確認を取ってから飲む必要があります。薬の種類によっては薬の効果が弱まる場合や、逆に効きすぎてしまうリスクがあることを知っておくことが大切です。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。